里親を希望される方へお願い

1 終生飼育
 「動物愛護管理法」により、動物の所有者の責務として動物がその命を終えるまで適切に飼養すること(終生飼養)が明記されました。飼い主は終生飼養の責任がありますので、最後まで愛情と責任をもって飼いましょう。
 また最近の猫は20才余りまで長生きすることがよくありますので20年先を考えると、ご高齢者の方への譲渡は後継者のおられる方を希望いたします。
 また、保護主の希望条件がありますので、既に多数の猫ちゃんを飼育している場合は先にご相談ください。
2 完全室内飼い・清潔な環境
  猫を屋外へ出すと糞や鳴き声で人に迷惑をかけるだけでなく、交通事故にあったり、他の猫とのケンカ、伝染性の病気に感染、心無い人による虐待や誘拐など、様々な危険があります。
 安全で過ごしやすい室内で飼育すれば、猫にとって室内が縄張りとなり外に出る必要性がなくなります。そして完全室内飼いをするためには脱走防止対策が必要です。
 また猫はきれい好きです。顔をあらったり体をなめます。狭い所や隅の所にも入っていきますので、室内はほこりがないように清潔に掃除をしてください。
3 不妊去勢手術
  猫の幸せを保てるよう、数が多くなり過ぎないように繁殖をコントロールするのは飼い主の義務であり責任です。安易に産ませたり、繁殖を放置してはいけません。猫は1年に2~3回出産が可能で、1回の出産で平均5匹産むので爆発的に増えていきます。
 そして外で生まれた仔猫の半分以上が誰にも看取られる事なく星になります。
 保護主ならびに猫のボランティアは、これ以上不幸な猫を増やさないよう不妊去勢手術を推進する活動をしています。
 その活動の中で保護され、新しい家族を見つけるため譲渡会に参加している猫達です。
4 譲渡契約書へのサインとご本人確認書のご提示
  家族のいない猫ちゃんを1匹でも多く幸せにしてあげたいと思う心優しい里親様だけではなく、残念ながら通称里親詐欺(虐待、実験動物などの目的)の被害に合った猫ちゃんがいます。
 新しい家族を探すことはこのような心無い一部の人間との危険な状況の中で探す事になります。
 幸せになれる猫ちゃんをそのような人間に渡す事がないよう、ご本人確認書類(免許証、健康保険証など)のご提示と契約書へのサインをお願いしております。
 猫ちゃんを幸せにしたいと思う里親様には、大変ご迷惑をお掛け致しますがどうぞご理解、ご協力をお願い致します。
5 近況報告 
 新しく家族の一員になった猫ちゃんの写真と様子をお知らせください。 
 ご報告の仕方などは保護主により異なりますが、保護主は里親様から送られてくる幸せな猫ちゃんの姿を見る事で、保護活動の励みになりますので宜しくお願いいたします。
6 一部医療費等のご負担
 猫ちゃんを保護すると動物病院での検査や処置、あるいは治療が必要です。そのため譲渡の際に、里親様に猫ちゃんの医療費の一部をご負担頂いております。
 当譲渡会では、保護主により猫ちゃんのかかりつけの動物病院がそれぞれ異なり、動物病院費用も異なってしまう為、里親様にお願いする医療費の一部負担を一律に設定しております。
 また、医療費の他に、お申込み費、お届け交通費実費、養育費をご負担頂いております。
 里親様には大変申し訳ございませんが、不幸な猫ちゃんの保護活動へのご理解・ご協力をよろしくお願い致します。
里親様にご負担頂く費用
以下の医療リストから、該当する処置を行った場合、ご負担をお願いいたします。
猫ちゃんにより該当する処置は異なります。
 お申込費1回につき 1,000円  ワクチン1回 3,000円  マイクロチップ 3,000円
 不妊手術(メス) 10,000円  蚤取り、駆虫2回 3,000円  便検査1回 1,000円
 去勢手術(オス) 5,000円  子猫用ミルク 3,000円  譲渡金(養育費 3,000円
 ウィルス検査
 (猫エイズ・白血病)
4,000円  補液・栄養剤の
 皮下点滴
3,000円  抗生剤 3,000円
抜歯、ヘルニア、開眼
入院費など
5,000円  お届け交通費 実 費
引取り諸経費 10,000円  保護活動寄付 5,000円

※お申込み費は、会場代や譲渡会での消耗品等の運営費に使わせて頂きます。
 お申込み費とお届け交通費、養育費については、正式譲渡に至らなかった場合でもお返し出来ませんのでご了承ください。


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